一般的にインフラとは、水道・ガス・電気など、人間が生活する上で欠かせない最も基本的な制度やサービスのことを指します。そしてIT業界にもインフラという概念は存在し、それを専門とするのがインフラエンジニアです。IT業界におけるインフラも、サーバーやネットワークといった、システムやアプリを稼働させるうえで最低限必要不可欠な要素を指す言葉になり、インフラエンジニアとは、ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアを総合したような業務を担当することになります。
そんなインフラエンジニアを目指すためには、多種多様な知識を専門レベルで身につけることが必須です。まず、ネットワークエンジニアのように、物理的な機器であるハードウェアと、各種OSなどのソフトウェアの知識を兼ね備えている必要があります。
また、一般的なインフラにおける水道やガスの供給において、漏洩や事故、品質の悪化がないなどの安全性が基本となるように、ITにおけるインフラも、内部にある重要な情報が漏洩しないようにすることが重要です。そのため、ネットワークセキュリティの知識も身につけるべきでしょう。
さらに、昨今はクラウドサービスもITインフラの一環とみなされているほか、仮想化によってより効率的な運用をすることが求められているため、これらの知識もインフラエンジニアは習得すべきです。
もちろん、他のエンジニア職と同様に、クライアントやプロジェクトメンバーとのコミュニケーション能力、タスクやスケジュールのマネジメント能力は必要不可欠です。つまりインフラエンジニアとして働くためには、専門的な知識を広く深く学ぶ必要があるということなのです。
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